賞味期限が9か月になりました。 ~腐敗と水分量のお話~
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東京の鹿の山中です。
いつもご支援有難う御座います。
【ご報告】
ジャーキー等の製造方法を見直し、第三者機関(食環境衛生研究所)により製造時の雑菌の検査と商品に含まれる水分量検査及び、私共によるの過去在庫の官能テスト・実食テストを行い、以下の商品の賞味期限が86日から9か月に伸びた事をご報告します。
*(あばら骨に関しましては、在庫不足により実食テストが出来ていない為4か月とさせて頂いております。)
- 【⾚⾝】ジャーキー 30g:製造時から9か月
- 【赤身】鹿肉のふりかけ 30g:製造時から9か月
- 【あばら】ちいさいほね 50g:製造時から4か月
【腐敗と水分量のお話】
私共の「東京都産犬用鹿肉ジャーキー」は「すみません干しただけなんです」がキャッチコピーの切ったお肉をそのまま干しただけ、正真正銘の無添加の犬のおやつです。
ただその代わり、腐敗を防止する為にはお肉に含まれる水分をなるべく飛ばす必要があります。
専門用語を使うと「活性水分」という「雑菌が繁殖するのに使える水分量」をなるべく減らす事で無添加でも腐らなく出来る訳です。
ちなみに、水分を飛ばす事なく活性水分を減らす方法として、皆さんお馴染の「塩漬け」という方法があります。
これは水分と塩分を結合させる事で、菌が使える「活性水分」を減らしています。
ワンちゃん用のジャーキーはもちろん塩分を入れる事は出来ないので、無添加で作ろうとする場合は一般的には以下の方法のみになってしまいます。
- 水分量を雑菌が繁殖しない領域にまで下げる。
- パウチなどで滅菌した環境を作り出す。
- 冷凍して雑菌の繁殖を抑える(常温不可)
私共は、現在1を採用した犬用おやつを作っております。
(多く乾燥させますので、沢山電気を使います。)
ゆくゆくは、2や3を採用してウェットフードをご提供したく考えておりますが、設備投資が必要なのが悩みどころ。。。
逆にいえば簡単にウェットフードが作れるので、他の犬のおやつのメーカーさんが防腐剤を入れたいと思うのも分かります。。。が私共はしません。
無添加フードでドライタイプが多いのはこういった背景が理由になっています。