【産地に関するお知らせ】「東京の鹿」の運営体制の変更について
お客様及び委託先様 各位
日々大変お世話になっております。 東京の鹿(山中製作所)の山中昌です。
この度、産地に関する重要な報告が御座います。
【産地について】
これまで、東京産の鹿(東京都で捕れたもの)を使う事になるべく拘り、東京都に受け入れ可能な解体所が1件も無い事から自ら「搬入」→「解体」→「精肉」→「加工」をやってまいりました。
しかし現在、経営・体力・時間確保の面から東京産のみに拘って続けていくのが困難な状況になっております。
その様な背景の中、埼玉のとあるジビエ解体所と面識があり、そこであまり活用がされていない端肉や骨・皮などこれらの資源を買取という形で有効利用させて頂ける流れとなりました。
「鹿の有効活用を目指す。」、これは私共「東京の鹿」の理念には合致しております。
ですが、こちらの解体所のお肉を使う事になりましたら鹿の産地は東京都産とは言えなくなります。
「ペットと人の健康を第一に」
「活用がされていない鹿を有効活用したい。」
「そして東京産に拘りたい。 」
全ての拘りの条件を満たしながら、このまま続けていくのは少々難しくありました。
この中で一つ諦めるとしたら、それは産地でした。
よってこの度、私共は東京に拘って鹿を確保する事を辞める決断を致しました。なるべく東京に近い範囲から優先的に幅広く関東圏から受け入れる体制に致します。
よってこれからは正式に以下の様な表記になります。
商品例 | 【赤身】ジャーキー30g |
原産国 | 日本 |
原材料 | 鹿赤身肉(東京を含む関東圏で捕れたもの) |
【鹿の移動距離について】
又、思ったよりも鹿は長距離を移動するという事実も御座います。
参考文献:→https://wmo.co.jp/field_note/no-114-%E5%BA%83%E5%9F%9F%E3%82%92%E7%A7%BB%E5%8B%95%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%B7%E3%82%AB
例えば、繁殖期だけ八王子から雲取山(東京・埼玉・山梨の県境)に行く個体。 東京都から長野県まで行く個体もいるそうです。 その為、関東圏ならどこで捕れた鹿でも品質にほとんど影響が無いのが事実で御座います。
【今後の予定とブランドについて】
本日をもちまして順次内容は変更させて頂きます。
商品に関しましては6月1日頃から順次産地を変更した生産を致します。
産地の縛りの変更に伴って「東京の鹿」というブランドも改名を考えましたが、最初にジャーキーを作った鹿・発祥と立ち上げの経緯・又現事務所とジャーキーの加工場が東京都あきる野市養沢にある事から、ブランドをこのまま継続させて頂きたく思います。
鹿そのものの有効利用の考案に専念しながらも、都内に受け入れ可能な解体所の建設の支援など東京で捕れた鹿を有効利用する活動は続けてまいります。
【さいごに】
東京産に拘って、ご支援頂いていた方 購入して下さっていた方には大変申し訳ございませんが これから正式には産地は「関東圏産」となります。
買い取りを開始させて頂く予定のジビエ解体所様は先方のご許可が頂けましたタイミングで公表したく思います。
今までより安定的に材料が確保出来る事から商品ラインナップの充実や、認可された解体所を通しているという事で人間が食べられる鹿肉の商品も検討しております。
「東京の鹿」というブランドは「ペットと人間の健康を第一に鹿の有効利用を考えるブランド」として再定義させて頂きます。
もしご理解応援を頂けましたら、幸いでございます。
これからも何卒宜しくお願い致します。
東京の鹿(山中製作所)代表: 山中昌